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どんどん広がる乗馬の楽しみ

 2月とは思えない暖かな午後、ウエスタン乗馬の友人とFRCの裸馬クリニックに参加しました。最初は、久しぶりの座学から。先生の手作り教材を使って馬の骨格・筋肉と動きの関係について教えていただいて・・・そこから、ブリティッシュのハミ受け、そしてウエスタンのルーズレインでのクットウ、この両者に共通する意義を、さらりと説明していただきました。  調教のために乗馬関連の洋書を次々と読破してきた友人も、吊り橋の絵を用いた説明に納得、FRCへの訪問に大満足。馬が頭を下げること、後肢が踏み込むこと、ここまではどの本にも書いてあることですが、解ったような?解からないような??そのメカニズムが先生の講義で初めてすとんと腑に落ちた瞬間でした。理解できたのは、首から背中の上を通る靭帯(吊り橋のケーブルにあたる)に着目したからです(詳しくは、先生の講義でどうぞ)。  その後、馬房の窓から顔を出して私達を迎えてくれた、ダイバーとボーイと一緒に久しぶりの裸馬騎乗を楽しみました。横木でコースを組んでいる間も、二匹で寄り添って待っていてくれるお利口さん達。騎座で速歩を出すことから始め、スラロームの通過、さらに自動車学校のS字クランクのようなコースの中での方向転換と、充実したレッスンはあっと言う間に終わってしまいます。今回は、ずっと仲良しのウエスタンの友人と、初めて同じ馬場でレッスンを受けさせていただいたFRCの懐の深さに感謝です。  FRCに出会ってもうすぐ3年。クルー初体験のエンデュランス大会で「ハミをつけていないお馬さん?!」に出会ったのは、小淵沢でエンデュランスに出会って間もない頃でした。「蹄鉄もつけていませんよ。」と、ブーツを指差しながら声をかけて下さったのが田中先生でした。

 最初に裸馬騎乗をさせていただいた時に紹介していただいたのが、「乗馬ライフ(現在の「馬ライフ」)」に連載されていた「目からウロコの“非常識”上達法」でした。それまでは、ひたすらレッスンをこなしていた私ですが、お勉強も大切と気づくことができました。参加したセミナー等では多くの馬仲間にも恵まれました。FRCでは、素敵な外乗コースを塚本先生のご配慮の行き届いたガイドで巡らせていただくことも大きな喜び、外乗中のお話が上達のヒントになることも。帰宅後にはたくさんの美しい写真をいただきます。どんどん広がる乗馬の楽しみ、まだまだ海外ツアーが待っていると思うだけでも幸せな気分なのです。

 孫田アイリ(まごた・あいり) 大阪府在住 薬剤師

初めは座学から、右が筆者

初めは座学から、右が筆者

S字クランク

スラローム

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